【放任主義の牛と出会う3】
「牧草メシと穀物メシがもたらす肉質の違い」
MCAでは「牧草だけを食う牛」の詳しい話を聞いて頂きながらの試食会をやってます。
販売はしていませんが、グラスフェッドビーフを格安で買える仕組みも御紹介(^_-)-☆
人気企画で、結構満席ですが御案内は以下で(^_-)-☆
好き好きですので、情報として受け取って美味しく楽しく食べて下さい。
その方が牛さんも喜びます。
「グラスフェッドビーフ」と「グレインフェッドビーフ」を更に細かく分けると・・・。
出荷まで牧草だけを与えられて育った子を「グラスフィニッシュ」って言います。
出荷前に体を大きくして、脂の乗りを良くするために穀物を与えられる子を「グレインフィニッシュ」。
「グラスフィニッシュ」の子たちは、飼育期間の18カ月~36カ月を広い牧場をテクテクかノシノシか分かりませんが、美味しそうな牧草を求めて(結構柔らかそうなのだけを厳選して食べるそうです)一日中歩き回ってムシャムシャ、モグモグ。
「グレインフィニッシュ」の子たちは、出荷前の穀物飼育される期間で「ショート」「ミドル」「ロング」に分けられます。
「グレインフェッド」の平均的な飼育期間の14カ月~16カ月の内・・・。
「ショート」の子は約80日、「ミドル」の子は約150日、ロングだと200日~。
グレインフェッドの子たちの一生を15カ月、約450日とするとロングは半分穀物の御飯育ち。
その違いが生むお肉の違いは・・・。
グラスフェッドビーフは、運動量が多くて、カロリーは少ないけど微量栄養素豊富な牧草だけを食べてるので筋肉質。
脂身と肉がしっかりと分離していて「サシ」が少ない。
肉の色は鮮やかな赤。
脂身は牧草の緑色が反映して黄色みがかっています。
味わいは、淡泊ですが人によって(三吉は個人的にこの感じが大好きで)はホンノリと牧草を感じさせる香りが。
三吉は特に脂身にそんな香りを感じます。
個人の感覚なので「エッ?」って言われることも有りますが。
グレインフェッドビーフは、カロリー多めのご飯で大事に育てられるので、タップリとお肉を付けて大きくて肉質は柔らか。
お肉にはサシが入ってシットリ。
お肉の色は優しいピンク色、脂身は真白。
このサシと脂身の白さを出すのが穀物飼料の配合が大きく影響して、牧畜家さんたちの腕の見せどころ。
牛肉のランク付けA5とかA4にも、脂の白さとサシの入り方が重要な要素だそうです。
味わいは、皆さんも御存知の通り、サシが入っているので固くなりにくく、甘みが有って芳醇。
脂の溶解温度が低いので口の中でトロケルような食感を楽しめます。
お腹が空く記事でしょ(^_-)-☆
次回は調理法に入っていきますね。
MCA代表
日本臨床栄養協会認定サプリメントアドバイザー
AGEレスフードコーディネーター
三吉健心
人を大切に、食とコミュニケーションで心と体を整える「チームMCA」
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