【プライマルダイエット準備での拾い物3】

【プライマルダイエット準備での拾い物3】

「プリン体や尿酸の正体を暴く」part3で行きます。

前回、御先祖様の体は400万年の長い間に、ビタミンCの生産は中止して、尿酸は壊すのをやめて大事に保管するようになりました、ってところまで書きました。

樹上生活で沢山果物を食べられたから、自分の体で作らなくても十分だったビタミンC・・・までは分かるけど何で尿酸を?
「おかげで俺が痛風で苦しんでるじゃん」って言う方も少なくないですよね。
御先祖様に言わせると「俺のせいじゃないもん、俺は全く問題ないもん」なんでしょうが、こうなった訳と、この違いは、何が、どうなってできたのか・・・。

御存知の通り果物ってシーズン中は山程採れて、時期がすぎたり、気候が悪いとガクッと収穫量が落ちますよね。
400万年の間には寒冷期も有ったろうし、火災や地震や噴火で森林そのものが使い物にならなくなる時も有ったはず。

炎症自体は血液を集めて、温度を上げて、怪我の治りを早めたり、侵入者をやっつけるための大切なシステムですが、バランスが重要。
慢性の炎症は細胞を傷めて生活習慣病や老化の原因なるので、御先祖様が生き延びるためにも抗炎症って凄く大切でした(今もね)。

果物が食べられなくなって抗炎症剤がなくなったら一大事なので、もう一つのビタミンCより抗酸化力の強い尿酸を壊さないで保管することを選んだってわけです。

但し、血中の尿酸が濃くなりすぎると溶けきれずに結晶になって、結果痛風にって道筋なので、適量を保つための排出はシッカリとできる体なんです、本当は。

じゃあ、なんで痛風があるのか?
実は現代食は腎臓の排出機能を狂わせる食材が極端に過剰なんです。

それが糖質。

御飯に、パンに、パスタに、ラーメン、ポテトに、スイーツ・・・日本酒、ビール等々。
これらは体に入ると糖質、ブドウ糖に変換されます。
血中に漂うブドウ糖を細胞に取り込んでエネルギーに変換するのですが、細胞に取り込む時に必須なのが膵臓から送り出されるインスリンと言うホルモン。
細胞がインスリンの刺激を受けすぎると、受け口が壊れてブドウ糖が細胞に取り込まれなくなり、いつまでも大量に血中を漂う、これが進むと糖尿病。
血中のブドウ糖濃度が高いと膵臓は「仕事が足りてない」って慌ててインスリンを大量に放出。
インスリンの血中濃度が過剰だと膵臓の排出機能が狂っちゃう。

オシッコと一緒に出ていくはずだった尿酸が、排出されずに血中に残される。
厳密には大事なものをオシッコで流し過ぎないように供えられた「再取り込み」って言うエコ機能が暴走。

多すぎる尿酸をオシッコで流そうとしている端から、インスリンの刺激でパニック状態のエコ担当者が拾い集めて血液に戻してる・・・結果尿酸の濃度が限界を超えて結晶化→痛風→激痛。

痛風対策に食のコントロールが大切だってことは御分かり頂いたと思います。
それもインスリンへの働きかけだから糖質コントロールがポイント。
前回の記事で御紹介した体内の尿酸の由来が、体内工場生産80~90%、食べ物由来10~20%が現実なので、盛んに行われているプリン体制限での成果は望み薄。

ビールで乾杯して、ポテトフライと焼きそばでグイグイ行って、ホッケが出てきたから日本酒にして、お茶漬けにしようかおにぎりにしようか迷って、店を出たらたこ焼きの屋台が有って誘惑されて、駅前の豚骨ラーメンの〆は必須、帰ったらチョコレートでウイスキーのロックで寝酒、と言うそこのあなた。

インスリンが出まくってますよ。

膵臓がグレて、尿酸が高まって、結晶化して、激痛に襲われる日も近い(^^;)
怖いですよ~!

MCA「プライマルダイエット実践コース」でお届けする情報とレシピは、そんな方にも強い味方になってくれます。
お楽しみに(^_-)-☆

 

 

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MCA代表
プライマルコーチ
プライマルダイエットインストラクター
AGEレスフードコーディネーター
日本臨床栄養協会認定サプリメントアドバイザー
シナプソロジー普及員
三吉健心

人を大切に、食とコミュニケーションで心と体を整える「チームMCA」

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