「MCAの色々」
人を大切に、食とコミュニケーションで心と体を整える。
整えることを大切に思うと、他にも色々とやることが見えてきます。
地球は炭素が循環することで生命サイクルを保っている現実。
草食動物が草を食べ、排泄物が土を育て、土が植物を育み炭素を空中に放出、気体となった炭素が雨と共に土に戻り、微生物が育ち草を育てる。
そんな健全な炭素循環を学び食を楽しむ会。
たんぱく質を摂ると体内で抗糖化物質の「カルノシン」などが生成されることがわかっています。
「良質のものをバランスよく」が基本です。
そして、できるでけ自然の中で育ったものが良いです。
グラスフェッドとグレインフェッド
牛肉は肥育方法の違いで大きく2種類に分類されます。
一つは日本で一般的に多く流通している「グレインフェッドビーフ」です。
こちらはGrain=穀物、人工的に配合した穀物を与えて育てられた牛肉のことです
そしてもう一方が「グラスフェッドビーフ」です。
こちらはGrass=牧草、基本的に牧草のみを食べて育った牛肉を指します。
グレインフェッドビーフはより短期間で牛を大きく育てるため、また脂身が多く入り霜降りにするために、カロリーの高いトウモロコシなどの穀物を与えて育てられ、また、牛舎の中で運動を制限しながら育てられています。
これに対し、一方グラスフェッドビーフは自然に近い環境で放牧され、餌は原則新鮮な牧草のみ、穀物はほぼ与えずに育てられ、広大な土地で適度に運動しながら育つため、脂肪が少なく赤身が多く、程よく引き締まった肉質になります。
【牧草で育った、特別な牛(^_-)-☆】
「育て方が作る、肉質の違い」
牛も、経済効率のために、又肉質のために出荷前の一定期間ブレンドした穀物を与えられていることがほとんど。
穀物は高カロリーなので、早く大きく育つし脂ものって、いわゆる「サシ」も入る。
そういう育て方をグレインフェッドって言います。
サシの入り方と白さを決めるのが、穀物のブレンドで畜産家の腕の見せ所。
ついでに、グレインフェッドは大きくして、脂の乗りも良くするために牛舎で集中管理される時間が多い。
一方、出荷まで牧草だけで育てる方法がグラスフェッド。
ついでに、MCAで扱っているグラスフェッドは「パスチャ―レイズド」と言って完全放牧。
広大な牧場を生まれてから出荷されるまで、フラフラ、ムシャムシャの生活(^_-)-☆
シッカリ運動しているので、そんなに大きくないし、脂身も少ない。
牧草だけを食べているので、サシは無いし脂身の色も牧草の黄緑がホンノリ。
真っ白じゃない。
どちらを使うかは、良い悪いでは無くて、あくまでも使い方と好み。
但し使い方も、好みも、どんなものか知らないと手も足も出ないですよね。
味わって、知って、気に入ったら、大切に育てられてグラスフェッドを、出来るだけ安く良いものを手に入れてもらう仕組みを御紹介します。
仕組みに乗ってもらう講習と試食会をMCAで。
日程の詳細は以下で。
グラスフェッドとは「グラス=牧草」を「フェッド=食事として与えられた」という意味で、牛の飼料を意味します。
「グラスフェッド」の規格は存在せず、一時期でも牧草で飼育されると「グラスフェッド」と呼ばれることもあります。
最近では都市部の自然食品店などを中心に「グラスフェッド」ビーフや放牧豚のお肉が提供され始めていますが、地方では手に入らない、というメンバーのために、成長ホルモンや抗生物質など薬品を一切投与されずに育てられたお肉を提供しています。
生活科学研究会が提供している完全放牧されておりストレスフリーな環境で育っています。
原産について
グラスフェッド牛の主な産地は人口密度が少なく広大な牧草地を有したニュージーランド、オーストラリア、アイルランド等です。
これらの国は個体識別管理が進んでおり、飼料と育成法の完全な把握が可能な農場が存在します。
国内にも放牧農場は少数ですが存在します。
供給量は輸入量と比べると僅かで定期的な調達が非常に困難です。
しかし、私達は国内の放牧農場と積極的に連携しながら将来の日本の食を担う農家の作品を提供していきたいと考えています。
SSPP(Self-Sustenance Program with Producers)
「生産者と共に、自らが存続するために」
SSPPは NPO法人 21グローバルクラブの活動の一環として行われているプログラムです。
私達が子供や孫の世代にまで残したいと思える良質な農産物や畜産物において、生産量や規格は安定せずとも、こだわりを持って作られている作品を共同で消費をする活動です。
購入について
現在は動物の飼料や飼育環境に関する本講座(グラスフェッドビーフの会)を受講した会員に限定して提供しています。
グラスフェッドビーフの会の日程の詳細は以下で。