【貴重な体験報告(*^_^*)】 | AGEs-less.lifestyle.com

【貴重な体験報告(*^_^*)】

世の中には、誰かが手間をかけてくれている、準備をしてくれているから、便利に使える、手軽に楽しめる、美味しく食べられるというものが沢山ありますよね。

好きな分野で有れば自分で手間をかけて楽しむのも有りで、日曜大工や、庭仕事や、家庭菜園や、料理に御菓子作り等は代表格。
あえて手間を体験することで得られる、喜びや価値観、物や働きへの感謝って有りますから。
料理って生きるために生き物の命を頂く過程の作業で、だからこそ美味しく、楽しく、大切に、を心がけています。

中には体験したくても中々その機会が無いってことも有って、今回そんな貴重な機会に恵まれました。

鹿の足、前後一本ずつ・・・。
鶏モモの骨取りとか、魚をおろすとかまでは（カツオサイズまでですが）経験が有るのですが、さすがに鹿の足となると(^^;)

料理を発信しているのだから大丈夫だろうと言うことで知り合いが分けてくれました。
手で持ち上げているのが後ろ足、サバいているのが前足。
普段はお肉屋さん等のプロがやってくれていて、精肉と言う完成形でしか出会えないものだけに、自然と素材に対しての敬意と感謝が湧いてくるのは我ながらマニアだなと・・・(*^-^*)

出刃包丁だと刃を欠いてしまいそうなので、ボーイスカウト時代に親に買ってもらって50年以上使い続けている登山ナイフで作業開始。
始めるとすぐに、これはハムストリングスだとか、肩甲骨だ等と入り込んで違う意味でも勉強させてもらいました。
無駄の無いようにと骨の周りの肉もきれいに取っていましたが、素人がムキになってもコマ切ればかりが増えることに気付いて、ボーンブロススープ（骨の御出汁のスープ）を取る時に一緒に煮込んで楽しむことにしました。

スープを作るのに骨を切っていて・・・。
今はノコギリと言う便利な道具が有るにも関わらず凄く大変で、大型草食獣の骨髄や脳みそを主食としていた御先祖様にとって「食べる」「食べられる」と言うことがどれだけ大変で、貴重なことだったかと。

色々と言っていますが、スープも骨付き肉もスゴーク美味しかったです。
5リットルの圧力鍋一杯に出来たスープや骨付き肉を二日でクリア。

お肉は冷凍して少しずつ感謝して楽みます。